アマルガムを除去する間、患者は基準値の何千倍もの濃度の水銀蒸気にさらされます。

ドリルが触れた瞬間、水銀合金は沸点まで上昇します。

その暴露を大幅に減らすステップについて紹介します。

準備

事前の検査、カウンセリング

全身状態、アマルガムの箇所や個数によって、治療計画をたてます。

必要に応じて医師と連携し、体内の水銀の蓄積状況、除去手技に耐えられるかの検討も行う事が望ましいでしょう。

除去の実際

事前に、詰め物の温度を冷水で冷やしておく事です。
少しでも水銀蒸気の排泄が抑えられます。

アマルガムはできるだけ露出を減らすために大きな塊にわけて除去するのが望ましいでしょう。

患者の防護

漏れ出る水銀蒸気が体に入らないように様々な防護が必要です。

口腔のラバーダム

2
ラバーダム(歯を覆うゴム)を付けることが推奨されますが、IAOMT(歯科毒物学会)は、ラバーダムをつけるつけないにかかわらず、口呼吸をしないことを推奨しています。

口腔外バキューム装置

気化した水銀を吸引し、建物の外まで排気します。
除去の間中、歯からごく近いところにおいておく事です。

鼻カテーテルによる酸素チューブ

処置中は口から呼吸しないようにしてもらう事です。

高濃度ビタミンC点滴

グラフィックス1
ビタミンCには水銀による酸化ストレスを軽減する効果があります。

術中にこの点滴をしておくことで、体内に微量に入ってくる水銀の害を最低限に抑えます。

写真は、ハルハギンス・プロトコール・トレーニングにおける点滴実習の光景。

水銀濃度測定

05

術中は空気中の濃度が異常に上昇しないかをモニターします。

右は使用される携帯型水銀連続測定装置。

術者の防護

yamada

術者も同様に厳重な防護が必要です。

マスクは水銀除去専用のものを使用します。

通常のマスクは役に立ちません。

山田歯科クリニックの山田剛久先生。

http://yamada-dc.kamu-come.com/




DSCN4998
完全防護でアマルガム除去に臨む、歯科オノザワの小野澤彰先生。

素肌ができるだけでないようにします。

顔だけでなく、全身の防護が望ましいスタイルです。

http://dental-onozawa.sakura.ne.jp/index.html


術後の処理

除去したアマルガムはすぐに処分してください。
水銀の粒子は除去後できるだけ速やかに洗い流すこと。
詰め物が除去され、ラバーダムを除去したあと、少なくとも30秒間口腔を洗浄する事
除去の前後で適切な解毒サプリメントを摂取すること

(Visited 4,500 times, 10 visits today)