ごあいさつ

医科歯科連携と言うと、歯周病と糖尿病、心臓疾患が取り上げられることが多いが、そればかりではありません。

・口腔内の歯科材料中の金属が原因となっているアレルギー疾患、自己免疫疾患、甲状腺機能低下、頻尿、白血病、不妊症。

・根管感染が原因となっている関節リウマチ、多発性硬化症。

このように、歯科領域が原因の慢性疾患は驚くほど多く報告されています。

IgA腎症に対して扁桃摘出を行うことがあるように、病気の原因と症状の発現する部位はしばしば離れている事があり、時にそれは歯科と医科の領域にまたがります。

だから、医師は慢性疾患の原因が歯科領域から来ていないかどうか、常に考えをめぐらす必要があるし、歯科医師は自身の治療が全身に及ぼす影響について知っておく必要があります。

医科歯科連携診療普及協会は、「分子栄養学」の概念に基づき、医科と歯科が協力して、根本原因の追求・治療を行う事を目的とし、様々なエビデンスの蓄積と、医科と歯科の領域にまたがる疾患概念の共有を啓蒙していきます。

会長 宮澤 賢史

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医科歯科連携診療普及協会 会長
宮澤医院 栄養外来担当医師

2004年から分子整合栄養医学を医療に取り入れた観点からの医療を展開。疾患の原因を追究し、その原因に対する根本治療を行っている。

がんから糖尿病、リウマチ、精神疾患まで扱う範囲は幅広く、10,000人以上に対して栄養療法の診療、データ解析、監修を行ってきた。

2004年からビタミンC静脈注射治療を開始、2007年に高濃度ビタミンC点滴療法学会を設立。分子栄養学、高濃度ビタミンC療法のパイオニア的存在。

現在、治療の傍らで、

・NPO法人高濃度ビタミンC点滴療法学会 理事長
・分子栄養学実践講座           主宰
・医科歯科連携診療普及協会        会長

を兼任。

セミナー、学術集会、勉強開催多数。