遺伝子変異から捉える慢性疾患の治療アプローチ

ニュートリジェノミクスとは、ニュートリション(栄養)とゲノミクス(遺伝子の網羅的解析)からなる造語で、
食品や栄養素を摂取した時に起こる生体内の変動を遺伝子レベルで見ようとする研究分野である

人はそれぞれ、大きな異常や障害を示さないまでも、遺伝子に少しの変異を持っており、これを遺伝子多型と呼ぶ

このような場合、同じ栄養素が働いても、遺伝子が少し異なるので、作られるタンパク質(例:酵素)も少し異なる
そこで、例えば、脂肪の代謝の遺伝子が人によって違うために、ある人は脂肪を摂りすぎると糖尿病を発症するが、
別の人は発症しないというようなことが起こる

こうした遺伝子の研究をゲノミクスと言うが、
近年、こうした遺伝子の差(遺伝子多型)を解析することで自閉症や発達障害など
遺伝子異常を起因とする病態改善を狙う最新鋭の手法の導入が試されている

残念ながら、2014年現在、国内医療機関でメチレーション治療を専門とする所は皆無であり、
栄養療法に長年従事しているドクターであっても、この分野は未開拓な状況である。

米国の医療関係者から最新の情報を得ながら、今まさに臨床応用に向けた学習が開始されたばかりのトピックである。

オーソモレキュラー以外の観点からも、様々な食事療法やニュートリジェノミクスの手法を用いた治療法、
エイミー・ヤスコが提唱する自閉症プロトコル、
ウィリアム・ショーによって確立された生化学的手法を用いた治療などいくつかの選択肢はあるものの、
一般的な自閉症治療としてはまだまだ普及していないのが実情のようである。

対応できるドクターが存在しない状況の中、
自閉症や発達障害の子供を持つ家族らが、自分たちで米国の最新情報にアクセスし、
自己責任のもとで試行錯誤を繰り返しながら道を切り開いていく人もおり、
その辺のドクターよりもよっぽど詳しい知識と経験を持っている方も多い。

自閉症 MTHFR
ここでは、自閉症をはじめとした多種多様な疾患に対して
遺伝子検査やメチレーション検査、生物学的検査を用いた治療アプローチやサプリメント処方についてご紹介していきたい。

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