麻布なかすじデンタルクリニック

「どんなに綺麗に歯磨きをしても体の内側、栄養の問題を無視していては虫歯を止められません」

虫歯や歯周病、噛み合わせの問題などへの処置を教えてください。栄養アプローチはありますか?

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初期虫歯を自力で治す再石灰化は、酸性の体やミネラルバランスが崩れている時にはうまくいきません。ですので、いくら予防クリーニングしてもそれだけでは虫歯の再発は止められません。

そのミネラルバランスを壊す原因は、重金属が絡んでいます。虫歯菌だけの仕業や磨き方が下手なわけではないのですね。重金属が体内に蓄積することが引き金となって、ミネラルバランスが崩壊し、カルシウムが多量に唾液に混ざると歯石になりやすくなり、また同時に免疫も下がり歯周病にもなりやすいし、再発しやすい訳です。

全て、体は繋がっています。外側ばかりピカピカにしてもダメなのですね。内面の体本体をピチピチな細胞で満し免疫機能を丁度良く働かせていないと、細菌にも蝕まれ再修復もできないのです。

免疫を向上させるためには、咀嚼がしっかり出来ないことには消化が始まりません。その為には、咀嚼が機能できる歯並びは必須項目です。見た目レベルの矯正ではなく、咀嚼出来る咬合、筋肉や粘膜、呼吸法まで考えた矯正が大切です。ただし、矯正装置のワイヤーにニッケルチタンが使用されたり色いろ重金属問題が出てきます。当院は、そこを矯正専門医と分子栄養学的な矯正を模索しながら行っています。

口臭も磨き残しや虫歯・歯周病菌だけが原因ではありません。食道を通って体のもっと下の方にも原因があります。消化器にはカンジダ菌がうじゃうじゃと増殖して発酵臭を出していきますが、それがきつい口臭の原因です。口臭きつい方は頭がぼんやりとしていませんか?メタボになっていませんか?睡眠障害や居眠りで悩んでいませんか?カンジダは体中にいます。口や顔、食道などの消化器官や膣にもおしりにも。

口腔内を治すには全身の栄養バランスも見る必要がありますし、口腔内を改善すると全身も同時によくなるのは当たり前のことなのです。医科歯科同時に治るなんで一石二鳥どころか何鳥もお得だと思います。



「病気を未病の段階で発見するスクリーニングの役割が求められる」

今後の歯科の役割について教えてください。

歯科に予防として定期的に来てもらう患者を掘り起こせば、歯科自体もまだたくさん仕事があるといわれていて、プラス全身疾患の未病のスクリーニングの担い手を重ねれば、仕事は溢れると思います。スクリーニングの段階で歯科が患者さんを後押しして、医科の方での検査を勧めるとか、そういうことをすれば重症になってしまってから入院とかではなくて、ちょっとした検査とかちょっとした医療行為で短期間のうちに退院できます。

歯科という場所は、お医者さんに行くまでもないと思っている未病の患者さんが多く来院されると思うので、そこで早期に対策をできれば、国の医療費削減に貢献できるのではないかと思います。できれば同じ地域に組める医科と歯科の先生がいると、患者さんの選択も広がります。

また、お口の中に毒が入っていなくて、咀嚼が機能して、酵素がしっかり出て、脳が活性化されていけば、他の臓器の負担が少なくなります。歯科領域の重要性が、日本も欧米なりに上がってくれば、国民の健康も保持されると思います。


「患者さんを総合的に診療できるのが理想です」

今後の展望について教えてください。

私は自分が重い肩こりなどの症状を抱えていたということもあったので、理想は、メタルフリーなど安全な口腔内にしてあげて、咀嚼ができるようにすることはもちろんのこと、治療として東洋医学、私が好きなのは針とかマッサージなのですけど、そういうプロフェッショナルな人たちとも連携したいです。良い食事をエキスパートに教えていただいたり、お話を聞いてくれるようなカウンセラーに常にいていただいたり。費用の問題がなければ、総合的に診療できるクリニックを開設するのもいいですが、そうでなくても、近所に紹介できるクリニックがいくつかあるとか、そういう関係ができるといいと思います。

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点滴療法中の患者さんに、熱心に説明する仲筋先生。女性の気持ちがわかるような、患者さんが聞きにくいことでも聞いてあげられるような歯医者さんになりたかったそうです。点滴はマグネシウム点滴、高濃度ビタミンC点滴を受けることができます。



クリニックホームページはこちら
http://nakasuji-shika.com/


安全なアマルガム除去についてはこちら
http://nakasuji.xsrv.jp/


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